せっかくの長い夏休み。AIについての概論を学習をするのはいかがでしょうか。
夫がとてもいい講座があったよ。と教えてくれました
清水亮さんの講座がすごくよかったので、おすすめします。
清水さんはインターネット黎明期に大活躍した天才プログラマーであり、AI事業の実業家でもあります。
実務能力の高さもさることながら、新しい技術を面白がってそれを未来的哲学にまで展開していく、古き良きSF的な感性の高さも魅力的な方です。
自分の肌に合う技術を面白がった結果、それが勝手に革新的な仕事になったという、高い視点をもった生き方を実践できている数少ないエンジニアの一人ではないでしょうか。
彼の言葉の端々からにじみ出る新しい技術にワクワクする気持ちと知性に感化されて、親子ともに世の中の見え方やプログラミングに向かう姿勢がアップデートされるかもしれません。
おすすめのAI(人工知能)の教養講座
清水亮さんの中高生向け講義
AI講座を見て考えた、感じたこと(よもやま話)
「これからの社会ではAIの利用が重要になる」とか言うと、もはや陳腐な感すらありますが、実際にはAIが社会に大きな影響を及ぼしていくステージが仮にI~Vまであるとすれば、まだまだ序の口のステージIくらいなのではないかと思います。
すでにフィンテック、コンサルティング、マーケティングやもちろんエンジニアリングまで様々な分野で目覚ましい成果を出しているのですが、これからはAIをどう活用するかで自らの知性の修練や事業の成果が全く異なるという状況が、個人にも法人にもすぐそこまで迫っています。
ひとくちにAIを使うと言っても、1ユーザーとして知らず知らずのうちに使う、自ら意図して利用する、AIアプリケーションを開発するなどそのレベルはさまざまで、ほとんどの人は知らず知らずのうちに使わされることになるのは、いまのICTの分野を見れば明らかです。
ICTとAIの大きな違いは、ICTはデータを使って人間の仕事を簡易にしたり代行してくれるものであるのに対して、AIは思考や決断の領域までコミコミで人間の仕事の代わりをするものである点です。
人間の仕事は目に見えるので、ICTがやっている動きも論理的に理解できますが、思考は目に見えず仕組みすらよくわかっていないので、AIの思考の道中は察することができません(人間が論理を追える形とは別の形で結論を導くからです)。
例えばAIにコードを書かせて、それなりのものをアウトプットしてきたとします。そのコードに理解できない部分があったとしても、それをAIに問いただすことはできません。使い物になるか、ならないか、手直しの必要があるか、それを人間が判断することになります。
これは全く文化も考え方も異なる何を考えているかわからない異民族の意見を参照しながら自分の行動を決定するというような、そういうことよりももっと大変な、例えば全く別の種族、脳みそがシリコンで形成された宇宙人の考えがある条件では参考にできるが、ひょっとしたら致命的な欠陥を抱えているかもしれないということを理解しながらも、しかし二人三脚でタスクをこなしていかなければならないといった類いの、実はすごく大きな思考の飛躍が必要なことなのです。
AIを後学で理解して行うのと、小さいころから触れているのとでは、全く適応力が変わってきそうな気がしないでしょうか?ニュータイプと言われるような若い人たちがAIを実装していく新しい社会、大変にワクワクします。
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