【小学生の理科にピッタリ】庭のイモムシを虫かごで育てて、蝶の成長を観察しよう

アゲハ蝶自然

我が家は庭に小さなスダチの木を植えているのですが、気づいたら虫がついて葉っぱが食い荒らされていました。

犯人はこの子です。

スダチの葉にいるアゲハ蝶の幼虫

そう、アゲハ蝶の幼虫です。

このままではスダチが枯れてしまうのですが、駆除してしまうのも可哀そうです。

そこで、餌となる葉っぱはミカン畑をやってる方から分けていただいて餌とし、虫かごでちょうちょになるまで飼ってみることにしました。

TOCO
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スダチも守られ、蝶の成長過程を観察する知育にもなって一石二鳥!

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アゲハ蝶の観察飼育

数日観察していると、黒い幼虫が脱皮して緑の幼虫に変わりました。

アゲハ蝶の幼虫

しばらく、この緑色の姿でもりもり葉っぱを食べて成長していきました。

TOCO
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アゲハ蝶の幼虫の特徴といえば、この目のような模様ですよね。これがいつみても目っぽくて可愛い。実際のアゲハ蝶の目は一番先っぽの頭部に小さく左右に6個づつあるようです。

そして動かなくなり、サナギへ。

アゲハ蝶のサナギ

今回、全部で5匹くらい飼育していたのですが、どの幼虫もサナギになる前に葉っぱや木から移動して、プラスチックの網目の場所でサナギになりました。

蛹化する時に、体に帯糸をかけやすい場所や、暗くて死角になっているような場所を選んでいるのかなと思いました。(蛹になる前に移動する習性はあるらしいです)

どのサナギもおよそ10日〜2週間で羽化しました。
時間帯はだいたいバタバタしている朝方だったので、出てくる瞬間は見逃しましたが、みんな無事成虫になって巣立っていきました。

アゲハ蝶の模様は艶やかでありながら落ち着いていて親しみやすいように感じます。

こういった虫の模様や色は、きっと長い年月をかけて日本の自然の風景や風土を反映したものなんでしょうね。

蝶の模様のように、私たちの美的感覚や好みも、固有の風景や風土に囲まれて成長する中で深層心理に刻まれてきたものだと空想するとなんだか感慨深いものがあります。

アゲハ蝶は完全変態

肝心のこどもたちは残念ながらあまり興味がないようで、あまり気にかけて観察はしてくれませんでしたが、それぞれの形態を実際にみることで完全変態の学習にはなりました。

卵 → 幼虫 → サナギ → 成虫(羽化)

このように、サナギを経て羽化する昆虫の成長過程のことを「完全変態」といいます。

※その他の完全変態する昆虫の例→カブトムシ、蚊、モンシロチョウなど

また、サナギの時期を経ない成長過程のことを「不完全変態」といいます。

卵 → 幼虫 → 成虫(羽化)

※不完全変態する昆虫の例→セミ、カマキリ、コオロギなど

TOCO
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小学校理科3年でちょうの成長を学習するので、もし見つけたらお子さんと飼育観察してみてくださいね。
おそらく、学校ではモンシロチョウ(キャベツの葉)を観察すると思いますが、アゲハ蝶は幼虫の時期も成虫も美しいので、ぜひ!

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