第二回目はポーカーです。
日本では手元の5枚の手札で役を作る「ドローポーカー」が一般的なのではないでしょうか。
でも、世界で一般的なのは「テキサスホールデム・ポーカー」です。
今回はテキサスホールデムをハウスゲームとして家庭に根付かせるのはいかが?という提案をしたいと思います!
子どもとポーカーをやってみよう
我が家は、カードゲームといえばポーカー。
子どもが3-4歳くらいまではカードゲームといえば「UNO」が主でしたが、小学生になったのでポーカーを始めました。
つられて幼稚園児の弟も一緒にやり始めましたが、弟の方が得意?なくらい。つまり、幼稚園児でもルールは理解できるし、一緒に楽しめるゲームなのです。
テキサスホールデム・ポーカーの遊び方
海外の主流はテキサスホールデムで、ドローポーカーよりも駆け引き要素が強いのが特徴です。
詳しくは、日本ポーカー協会のリンクを貼っておきます。
簡単に説明すると、以下のようなルールです。
①全員に手札を2枚ずつ配ります。
②場に表を向けて5枚のカードが出されます。(1巡目は3枚、2巡目に追加1枚、3巡目にさらに1枚の全部で5枚)
③場のカードと手札の2枚を加えた7枚のカードから、5枚をいいとこどりして手役をつくるというポーカーです。
みんなに5枚ずつ配って交換するよりも、使用するカード枚数を大幅に節約できるので大人数でできますし、5/7は共通カードなので、単なる運任せでない読みの勝負になりやすいという特徴があります。
チップを使い勝った人が、全員のかけ分を総取りします。
自分の手が強くても弱く見せたり、あるいはブタなのに強く見せかけたりといった心理戦を行い、負けるときは小さく、勝つときは大きくを目指してゲームを進めていきます。
テキサスホールデムを選ぶ理由
世界で一般的だから
もし、子どもが将来海外に留学したり、ワーキングホリデーを利用するようになるとします。
そんなとき、言語が流暢でなくても共通に楽しめる遊びを知っていることは大変重要です。
チェスでもいいし、バックギャモンでもいいですが、同時に多人数で遊べるポーカーはコミュニケーションにも最適です。
せっかく誘ってもらっても、全く経験がないと輪に入りづらいですよね。
初心者にもわかりやすく、多人数でプレイできて、運と実力のバランスに優れているテキサスホールデムを、まずは家族で楽しめるようになりましょう!
賭け事を学べるから
家庭内で賭け事を教えるのはとんでもないとおっしゃる方もいるかもしれませんし、そういったご意見を否定するつもりはありません。
しかし、我が家は賭け事から学ぶことは大変多いと考えています。
子どもには賭け事のリスクを理解しながら、交渉というコミュニケーションや勝つ楽しさ、そして気持ちの制御の仕方を学んでほしいと思っています。
そして、親はそのような目的意識を持って場の雰囲気をコント―ロールしていきたいものですね。
下品な賭け方や、投げやりな賭け方をしていたら大喝をくれてやりましょう(笑)
ポーカーを楽しむ道具について
チップ
チップは何でもいいですが、カジノチップを使うとやはり雰囲気がでます。
枚数が少なく、適切な一人分のチップの配分は
25点×8枚 100点×8枚 500点×4枚 合計3,000点
あるいは、
1点×10枚 5点×8枚 25点×2枚 合計100点
などでしょうか。
我が家で使っているカードとチップを紹介します。
チップはプライムポーカーを使っています。
バラでも入手しやすいのはプライムポーカーのチップです。
もしくはセットになったものを買うのもいいですね。
セットのいいところは、このケースだけで保管ができるところ。なくなりにくいし、持ち運びもできます。
カード(トランプ)
字が大きいやつが使いやすいです。うちはこれ。
もちろん自宅にあるトランプなら何でもOKです。
ポーカーチップやトランプなど道具がそろえば、ブラックジャックやルーレットなどのカジノゲームもできますね。我が家でも最近始めました。
余談(ポーカーから社会を学ぶ)
ポーカーは、自分の主張と相手の主張を天秤にかけて、妥協点を探っていく作業を、自分の手札とにらめっこしながら、ベストな賭けをするうまさを競うことだと思います。
これ、ビジネス上の契約と似ていませんか。
例えば取引先からよい条件を得るのも、自分をアピールしてよい給料を得るもの全部駆け引きです。
こんなことを言うのは失礼かな?と尻込みしていては、自分に益のある契約は得られません。
ですから、駆け引きは悪いことではなく、それは処世術でもあるということを小さいうちから理解させることが自立した人間になるためには大切だと思うのです。
もちろんこのような考え方は日本では結構嫌われます(笑)
しかし、日本の民法も西洋の法律を参考に作られているので、結局のところ六法全書には契約に基づいて正義が決まるように書いてあるのです。
日本の文化や慣習とは乖離しているかもしれませんし気に入らないかもしれませんが、法律がそうなっている以上、契約社会から逃れることはできません( ノД`)シクシク…
つまり、交渉を振りかざして嫌な人だなと思われないように、ひそかに法律や契約を意識しつつ裏を固めていくというような交渉センスが求められるのが日本社会だと思います。おおっぴらに振る舞えない分、大変ストレスが溜まりますが・・・。
また、海外を相手にするのであれば、いうまでもなく交渉技術は大切でしょう。
まず受け入れられないような内容でもとりあえず最初に要求してみる方が得だみたいな考え方は、外国では当然のことかもしれません。
ファーストコンタクトで相手側が法外な要求をしてきたとき、それだけで礼を欠いた行為だと拒絶反応していては交渉は成り立ちません。
交渉術の多様性を実感しておく、これを早いうちにやるのはこどもにとって決して無駄にならないと思うのです。
そのためには親はあえて毎回性格のタイプを変えて駆け引きを行うようなことをしても面白いのかもしれませんね。
賭け事というのは、同じ勝つのでも、恨まれる人もいれば、尊敬される人もいます。
それは賭け事の場での立ち振る舞いや、賭け事に対する言動を含めたコミュニケーションの質によるものだと思います。
こどもが変に嫌な性格にならないように、他人にソフトな印象を与えながらも、場に良い雰囲気をつくりながら、うまく立ち回れるように誘導できたらいいですね。
こども同士でやるようになると、お金を掛けたりしていたら困るので行動には注意しましょう。
まとめ(我が家では)
・・・と、余談が長くなりましたが、単純にポーカーは楽しいです。
特にカジノチップを使ってやると、子どもたちも雰囲気が出て楽しいようです。
最近は手札がブタなのに、上手に駆け引きをして勝ったりするようになりましたよ。
逆にすごくいい手の時は、顔がニヤニヤしてバレバレですが、それがまた可愛いです(笑)
ルールは簡単だけど、なんだか大人っぽい海外を感じさせるゲームですね。我が家の幼稚園児もやってますよ。
第1回目の「将棋」編もよかったら読んでみてくださいね。
コメント