コロナ禍で外出機会も少なくなり、自宅で過ごす時間が多いですよね。
本来なら、外に出てたくさんの経験・体験をさせてあげたい学童期。
今年いけるはずだったあの場所、できるはずだったあの体験、たくさんありますよね。
でもできなかった・・・その代わりお金は使わなかったのではないですか??
その余ったご予算、こどものIT知育に使いませんか!!
子どもと一緒にパソコン作り
うちでは12月に、コンピュータをこどもと一緒に組みました。
ひとつひとつ部品の役割を説明しながら、ねじ止めなどを手伝ってもらいましたが、興味津々でパソコンのハードウェアそのものに愛着がでてきたようでした。
パソコン作りに必要な部品(我が家の購入品)
今回使ったのは以下のような部品です。
部品 | メーカー | 型番 | おおよその価格税込 |
ケース | LIANLI | TU-150WA | 14,600 |
電源 | Silver Stone | SST-SX500-LG | 10,880 |
マザーボード | Gigabyte | B550I Aorus Pro AX | 21,666 |
CPU | AMD | Ryzen7 3700X | 40,700 |
メモリ | G.Skill | F4-3200C16D-32GSXWB | 14,850 |
SSD | Western Digital | WDS100T2B0B | 13,000 |
グラフィックボード | Sapphire | Radeon RX5600XT 6G | 30,000 |
この構成だと、モニターやWindowsを除けば、15万円くらい。
年に2回くらい行けるはずだった家族旅行の予算を考えれば、おぉいける(笑)
CPUやグラフィックボードをケチってもう3万円は下げられるようにする構成も同時にご紹介します。
我が家は全てネットで買いましたが、何を選んでいいかよくわからない場合は、どこかの店舗で全パーツを買うのがおすすめです。
レジで詳しい店員さんを呼んでもらえば、組み合わせが問題ない選定かくらいは教えてくれますし、そもそも最初から相談に乗ってもらうこともできます。
組み方はYoutubeを見ればいろんな解説が見れます。便利な世の中ですね。
組んだことがない方は不安に思われるかもしれませんが、はっきりいって要領さえわかっていれば、拍子抜けするくらい簡単なんです。
子どもとあーだこーだいいながら一緒に組めば素敵な思い出になるのではないでしょうか。むしろトラブルがあった方が記憶にも残ります。
各部品の説明と紹介
ケース
ケースはパソコンのおうちですね。
いろいろなものがあります。ケースのサイズで搭載できるマザーボードのサイズ規格が決まります。
今回選定したのはMini ITXマザーボード用のコンパクトなケースです。
なんとこのケースおかもちのように取っ手が引き出せて、持ち運べます。
家の中での移動も楽だし、いざというときに持ち運べるのは便利そうで、面白いなーと思って選びました。
小さいケースは組み立てや配線の難易度が多少高く面倒な点もありますが、機械がつまった凝縮感みたいなものがあって、所有欲を満たしてくれます。
あと結局小さいのは正義です。部屋の広さは有限ですからね。
電源
電源はマザーボードや拡張カードなどに電力を供給します。
AC100VからDC電源に変換する装置です。
我が家が選んだケースは通常のATX電源が乗りません。SFXだと容量が小さいので、少し大きいSFX-Lを選択しました。
一般的には最大消費電力の倍くらいの容量のものを選ぶというのが目安です。
めちゃくちゃ安いものを買うときは、仕様を確認してください。
絶対やめた方がいいのはファンの回転数が負荷に応じて変動しないタイプです。ファンが常時全開爆音で後悔すること間違いなしです。
マザーボード
マザーボードはメイン基板です。
これの種類でケースの大きさや、搭載できるCPUの種類が決まります。
AMDのCPUを使いたいならB550かA570を選択すると無難です。
安くなっているB450でもよかったのですが、将来的な拡張性も含めて考えB550を選択。
ITXの中では安かったこれを選択しました。
CPU
CPUは計算機の部分です。
これは旧世代の8コア16スレッドですが、
現行世代ならRyzen 5 5600X BOXが同価格帯です。
用途によりますが、ライトユーザーなら旧世代の6コア12スレッドでもよいのかなと思います。
Ryzen 5 3600なら25,000円程度で買えます。
メモリ
メモリーは一時的にデータを扱う領域です。つまり電源を切ると消えます。
最速を目指したり、RyzenGシリーズを使うのでなければはっきり言ってなにを使ってもそれほど変わりません。ただし、16GB以上搭載することを推奨します。
RyzenGシリーズを使う場合はメモリーのクロックがグラフィック性能に直結するので、DDR4-3200以上のメジャーチップ搭載品を推奨。
8GB x2枚なら、8,000円程度で購入可能です。
SSD
SSDはデータを保管する領域です。電源を切っても保持されます。
少し前まではハードディスクと言っていたもののフラッシュメモリ版です。メモリーカードの親玉みたいなものです。
簡単に組むなら、M.2 NVMeタイプを選択すると、ケーブルレスでマザーボードに直差しできます。配線がごちゃごちゃしないし、速度も速いのでおすすめです。
グラフィックボード
ゲームをやる、あるいは動画編集をやるなら絶対に必要になるのがグラフィックボードです。
ピンキリなので予算に合わせて選択する必要があります。
今回はAMDのRadeonを選択していますが、Nvidia製の方がいろいろな意味で無難です。
ある程度の性能が欲しい方は、RTX3060Tiを、そこそこゲームが動けばいいならGTX1660Ti(約2万5千円)くらいを選択されるのがよいのではないでしょうか。チップの種類が同じであればボードメーカーはどこでもほとんど同じです。
その他
Windowsは8GB以上のUSBメモリを用意すれば、無料でMicrosoftのWEBサイトからダウンロードしてインストールできます。
一か月は無償で使えるので、あとでライセンスを買って認証すればいいですね。
ただし、いまパソコンをお持ちでない方はこの方法は無理なので、Windowsを買ってください。
あとはキーボードとマウス、モニタがあればパソコンとして使えますね。
モニタの代わりにテレビにつなぐのもおすすめです。
IT知育と言えば、プログラミングが一番思い浮かびますが、こういったハードの組立をやる家庭は少ないのではないでしょうか?ITはソフトとハードをバランスよく、親子で楽しみながら学べるといいですね。親がめちゃくちゃ知っている必要もありません。知らないからこそ、一緒にYoutubeで調べるところからやってみてはいかがでしょうか♪
でも、作るのはハードルが高すぎるって方には
実際に子どもと一緒にパソコンを自作することで、コンピューターの中身がどうなっているか、どんなパーツで構成されているのか、各々がどんな役割を果たしているのかを知ることができます。
完成品を買う並み、それ以上に金額的にはかかってしまうかもしれませんが、得られるものは大きいです。
ということで、一度は挑戦してほしいですが、やはり自作は難しいと考える方のために、こちらで家庭向けのおススメパソコンを紹介していますので、あわせてどうぞ。
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