我が家は毎年初夏に、自宅から車を15分ほど走らせた川沿いの田園地帯に、家族でホタルを見に行きます。
今年も、子供と一緒にホタル観賞の合間に田んぼの中も観察して、カエルやメダカやオタマジャクシなどを見たのですが、それらの生き物を録画して帰ったカメラに謎の生物が写っていたので紹介します。
めだかだと思っていたものが、家に帰ってよくよく見たら「なんじゃこりゃ??」な生き物だったのですが、また一つ子供たちと一緒に勉強になりました。
田んぼにいた謎の生き物の正体は?!
まずは、動画をご覧ください。
ひ、ひえー。なんかゾワゾワしてるー。と帰宅して動画を見てみんなで大興奮(笑)
ホウネンエビ
早速調べてると、答えは「ホウネンエビ(豊年蝦)」という水田などに発生する小型の甲殻類のようです。
腹を上向きにした仰向け泳ぎをしているらしいです(ラッコか?!)
昔から、ホウネンエビが大量発生した年は豊作になるといわれてきたらしく、今年初めて見つけたので今年は豊作ってことかな?!
ホウネンエビが見られるのは、5月の終わりごろからわずか1か月ほどのあいだだけ。
今年見逃してしまった方は、来年ホタルの観察に行ったときに一緒にホウネンエビ観察をお忘れなく!子供が絶対喜びますよ。
ホウネンエビについて子供と学習
NHK for school の「ミクロワールド」でホウネンエビについてしっかり学習できるようなので、子供と一緒に見てみてはいかがでしょうか。
ホタルを観察にいこう
ホタルは毎年出現する場所さえ見つければ、ほぼ毎年同時期にその場所に現れます。
私たちも、もう5年以上同じ川沿いの田園地帯に行っています。
今年はちょっと数が少なく、カメラを持って行ったのですが、あまり撮れませんでした。
ホタルを見つけられる日
ホタルの出現はちょうど梅雨時期です。
雨が上がった次の日の生暖かい夜にいくとよいです。
ホタルを見つけられる時間帯
ホタルの出る時期は昼が長く、なかなか日が暮れません。
夜19時半くらいでもやや明るいので、飛んでいても見つけにくいです。
ですので、おすすめは20時台!
暗いし、川や田んぼも近いので子供連れで行くときは気をつけながら鑑賞しましょう。
ホタルの現れる場所
ホタルといえば、大抵ゲンジボタルをさします。
このゲンジボタルの餌であるカワニナは、清流にはいません。
カワニナは、人間が出す残菜を餌にしているので、人家の近くの水路にたくさんいます。
つまり、ホタルは山奥のきれいな川にいるのではなく、家の近くの川(そうはいってもきれいめな川)を探せは可能性は高いわけです。
ホタルで光っているのはオス?メス?
ホタルはオスもメスも光ります。
ただ、光り方に違いがあり、オスは光をチカチカさせながら飛び、メスは弱い光を発して草や木の葉の上にじっとしている場合が多いです。
これは、オスとメスが互いに相手を探す行為らしく、お互いを見つけたときに強い光を発して合図を送り合い、オスがメスのもとに飛んで行き交尾をするようです。
実体験は記憶に定着しやすいので、ぜひ子供と一緒にホタル観察&水田の生き物観察に行ってみてくださいね。ちょっとした夜のお出かけもに家族のとっていい思い出になること間違いなし!
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